なによりも自分のためのブログ

これまでに考えてきたこと、ふと思いついたことを発信していきます。*ブログ移転しました!http://blog.livedoor.jp/beginner_challenger/

現在を説明するヒントを過去から得る

今日も天候が悪く引き込もこりがちな一日となりました。外を歩くのが一つの気分転換となっていただけに、それができすに少し残念でした。しかし、今日は最近買うかどうか迷っていた本をついに買いました。ジャレド・ダイヤモンド著「昨日までの世界」です。

 最近は、歴史への関心が強くなっています。歴史的な事実から、現代の人間の性質や行動を説明する要因が考察されている本に面白さを感じています。最近ですと、「サピエンス全史」も同様なスタイルの本であり、僕も夢中になって読みました。人類が作りだした「虚構」が人間の社会を統率し、変化させてきた、という内容でした。

 

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

 ジャレド・ダイヤモンドだと、ピューリッツァー賞受賞作の「銃・病原菌・鉄」や「文明崩壊」も有名です。時間を見つけてこちらも読んでいきたいと思います。

 

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

 
文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

 

 

 

フォトリーディング

僕は大学生のころから本を読むことが好きで、バイトで稼いだお金もそのほとんどの書籍の購入に充てていました。興味関心の湧いた本を片っ端から買っていたのでどんどんと積読がたまり、結局目を通すことなく手放してしまった本も多々あります。買った当初は読むつもりでも、少し時間があいてしまったり、他の本を読んでいるうちに関心が弱くなってしまい、読まないままになってしまう本が多くありました。

また、本を読んだものの、読んで知った知識を実際に活用スべきタイミングで活用できているのかにも疑問を感じていました。単に、読書をするという時間自体が好きだったので趣味としては問題はなかったのですが、仕事や研究などで何らかのアウトプットを出さなければならないときには、読んだ文書をちゃんと自分の成果物に還元できているのかには自信がありませんでした。

このように、いかに読書スピードをあげるか、どうしたら必要なタイミングで必要な知識を引き出せるのか、といった問題意識を持っていた中、この解決策とも言える読書法「フォトリーディング」を見つけました。まだまだ僕も勉強中でちゃんと修得はできていないのですが、なんとなく感覚はつかめてきた感じです。

フォトリーディングは、無意識に視覚からインプットされる情報を最大化するとともに、インプットされたそれらの情報を顕在意識のもとでも引き出すためのきっかけ作りを多く用意することで、読書の効果を向上させる読書法といえます。運転をしている際に見かけた標識や看板をなぜか覚えている、といった経験は誰しもあるのではないでしょうか。つまり、意識して取り入れようとしている情報でなくとも、無意識に脳内に情報がインプットされるということは日常的に起こっているいえます。こうした、無意識を活用していくのがフォトリーディングです。

以下の本が鉄板書とも言える本らしく、僕もこの本を参考に修得を進めています。

 

[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める

[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める

 

 

書くスキルを高めるための参考書

今日もなかなかに天気のよい一日でした。昨日からブログを再開したこともあり、文章を書くスキルを向上させることに関心が向いています。Amazonやネットリサーチで見つけた本の中から今後参考にしていく本を3つご紹介したいと思います。

 

とにかくいっぱい書くことも必要ではありますが、基本的なテクニックを押さえておくのは重要と思い、以下の本の手に取りました。 

伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる“伝わる!

伝わる! 文章力が身につく本 (基礎からわかる“伝わる!"シリーズ)

 

読んでみると、忘れがちであったり、無意識に行っていたりする書くノウハウがまとめられていてなるほどな、と思う点も多々ありました。「は」と「が」の使い分け、読点をうつルール、文章内容の構成方法など、「確かにそうだな」と思えるノウハウがまとめられていて大変参考になりました。

他にも小論文指導などで活躍されている山田ズーニー氏の本も勉強の材料にさせていただこうと思います。

 

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

 

 こちらは文章を書いていく際に必要となる要件がまとめられており、文章作成を行う際のフレームワークを与えてくれる本と言えそうです。

また、コンサルティング業界では誰もが知っているバーバラ・ミントの本も適宜参照していこうと思います。

 

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

 

こちらは問題解決のためのフレームワークを解説しながら、問題解決のための書く力の向上を目的とし、ノウハウをシステマチックに整理した本と言えます。少々内容が難しかったり、訳文がしっくりこなかったりと、読むハードルが高い本ですが使えるフレームワークも多くあると思うので、ポイントごとに参照しながら自分のものにしていく方針で臨もうと思います。

 

上記3つの本からテクニックを吸収しつつ、やはりアウトプット(書くこと)が重要なので、引き続きブログを更新していこうと思います。

「考えること」=「言語化すること」

昨日今日と天候にも恵まれて、快適な一日を過ごすことができました。家に引きこもっているよりも、外に出て陽の光を浴びることの大切さを感じています。

机に向かって悶々と考えているよりも、外で歩きながら考え事をした方がこれまで気づかなかったことに気付けたり、情報や知識の整理がはかどったりします。人類はもともとは、外を長時間歩きながら狩りをしたり、木の実の採集をしたりしながら生活を送ってきたといいます。人間は外に出て動き回りながら生活を過ごすほうが本来の力を発揮できるということなのかもしれません。

久しぶりの更新となりますが、今日は「考えること」について気づいたこと等をまとめておこうと思います。かつてこのブログでふれたことと重複することもあるかもしれません。

僕は「考えること」=「言語化すること」と認識しています。自分の感じたことや思ったことを言葉にして表現することが、「考える」という活動です。言語化して文章の形にすることで始めて頭の中に有る、曖昧模糊なことを明確に表現することができ、他者にも伝達できるようになります。

しかし、他者に対してだけでなく自分自身にとっても、言語化することで始めて自分の考えていることを認識できるようになります。人と話しながら思わず自分の口から出た言葉に、自分自身が驚いたことは誰しもあるのではないかと思います。「自分ってこんなことを思っているんだ」と。あるいは、一旦口に出したり書いてみたものの、なんとなく自分が思っていたことと違うな、と感じたこともあるのではないかと思います。つまり、言語化してみることで初めて「自分の考えていたことらしきこと」を表現することができて認識可能な形式に変換され、直感と合致して確かに自分が考えていたことだと納得できればそれが自分が考えていたこととであり、逆に直感的に違和感を感じるならば、自分の考えていることをより正確に表現するために言語化の修正が必要となることがわかります。

こうした言語化による思考の認知可能性と修正の必要可能性から、アウトプットすること(話すこと、書くこと)の重要性がわかります。ブログは「書くこと」を鍛錬する、つまり、考えることを鍛錬する良い場なので、今後はなるべく更新していくようにしていきます。

読書録 「いい努力」

「成果を出す努力の仕方」について書き留めた書籍を拝読しました.重要だと思ったポイントをまとめておきます.

 

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

 

 

レバレッジでより大きな成果を残す

レバレッジとは,財務的には「自己資本に加えて他社からの資金の借り入れも合わせて事業を展開すること」を意味する.M&Aの際には,買収先の資産を見込んで資金の借入を行 うことを意味する.つまり,周囲の力を組み込むことで,単独では成し遂げられないような大きなことを成し遂げることを意味している.ビジネスでも,他者の借りて,そして ,逆に自分の力を借りられて,成果を残していく,レバレッジの効いた働き方が重要となる.他人の力を借りてばかりでなく,他者に力にもなれるようになるためには,自分の得意分野を持ち,実力を磨いておくことが必要となる.

 

情報は7割集めたら判断にシフトする

ビジネスで成果を出すには,情報から判断を生み出す思考を実践していく必要がある.具体的には,以下の5つのステップからなる.

①情報を収集する
②情報から意味合いを汲み取り,洞察をする
③仮説を立てる
④仮説を検証・精査する
⑤自分の判断をアウトプットする

ここで問題となるのが,①にやたらと多くの時間をさきすぎてしまうということだ.心理的な不安からだらだらと長時間の情報収集を継続してしまうことがままある.しかし,情報は限られた時間で収集できることがなく,キリがない.また,上記の②から⑤は判断を行うフェーズであり,付加価値を生み出すには①の後のこれらのフェーズに注力することが必要である.したがって,終了の目安を決めて,判断のフェーズにシフトしていく必要がある.6割から7割くらいの情報を収集したら,情報収集は一旦終了する というルールを作っておく.

 

間違っていてもユニークなことを発言する

会議では,ただ黙っていては何ら価値を生み出したことにはならない.また,ただ闇雲に発言すれば良いわけでもない.ひたすら肯定する意見を言い続けてもだめである.会議 でどんな意見が価値を生み出すかと言えば,「ユニークな意見」である.誰かの受け売りではない,自分なりの根拠に基づいた,ユニークな意見を発言することで,会議中に価 値を生み出すことができる.ここで重要なのは,正しいか,正しくないかは問題ではないことだ.たとえ正しくない意見であっても,ユニークな意見であれば,新しい観点を議 論の中で共有した上で,やはり,もともと決まっていたこと(仮説)のほうが正しい,と確認することができる.仮説の検証を念入りにすることができる.

「身になる読書」の方法

僕は大学生になってから頻繁に本を読むようになりました.しかし,本を読んだ事自体に満足してしまい,そのインプットをうまく活かせていませんでした.本は読んでみたものの,特に自分自身に変化をもたらしてはおらず,「身になる読書」をできていませんでした.しかし,せっかくお金を出して買った本を,有限な時間を使って読むのであれば,できるだけ投資対効果を上げていきたいな,と徐々に思うようになりました.もちろん,気になる本を気の向くままにマイペースに読むことは今でも好きなのですが,仕事で必要な知識を得るための読書である場合,そんな悠長なことを言ってはいられません.どうしたら読書によって得た知識を自分のものにして使いこなし,「身になる読書」とすることができるのか,そのノウハウを整理しておきたいと思います.

(読書前)目的の明確化と内容に妄想をする

目的を明確にして、言語化しておく

何事も取り組む際には目標の設定が重要となります.読書の目的を明確にして言語化をしておくことで,漫然と本を読んでみていざ読み終わってみると,結局何もわかった気がしない状態になることを避けることができます.そもそも1冊の本には多くの情報が詰め込まれているので,本当にそのすべてをくまなく理解することは難しいはずです.すべてを理解しようとすれば,当然時間もかなり必要になりますし,理解を仕切れずにわかっていないことばかりだと途中で落ち込んでしまい,モチベーションを低下させてしまうこともあり得ます.目標を設定しておくことで,たとえすべての内容を理解できなくても,ここだけはわかればいいというポイントが明確になるので,必要以上に時間をかけすぎることを回避し,読書中の挫折も避けることができます.

目次から内容を妄想する

本には目次があり,目次のタイトルを一通りみるだけでも,なんとなくその本がどんな事を書いているのかを想像することができます.本文に進む前に,目次からどんなことを書いてあるか、自分の目的としていることを対する答えはどんなことになりそうかを、妄想し,目的やその本の中で展開される主張についての仮説を事前に持っておくことを意識しています.これは仮説思考的なアプローチであり,仮説を事前に持って読み始めることで,仮説をベースにしながら読書により新たにインプットされる情報を整理していくことで,理解のスピードを上げることができます.

 

(読書中)既知の知識との紐付けと振り返り

既知の知識と紐付けながら、具体的なイメージを膨らませる

僕の以前の悩みとして,読書をした内容が頭に全く残らないということがありました.この対策として,自分の頭の中にすでにある知識と紐付けながら、具体例をあげながら理解していくことが挙げられます.すでに自分の中に定着している知識や経験と紐付けながら,新しいインプットの内容を理解していくことで,知識が具体化されていき,それによって記憶のフックが増えていくので,記憶に残りやすくなり,いざ使える場面になった時にその知識をすぐに引っ張り出せるようになります.

定期的に振り返るために、空き時間を作る

数学のテスト中にこまめに計算ミスがないか見直したり,仕事の途中経過を適宜振り返ったりすることが重要なように,読書中も章末ごとに読んだ内容を振り返ることが重要です。一旦,本を置いて,それまでの内容を反芻します.そして,短時間の休憩をとり,インプットを一旦止めて,無意識下での情報の整理を促します.休憩をしている間も,脳内ではインプットされた情報が徐々に整理されているらしく,こうした脳の働き方の影響もあって,「ひらめきはリラックスしているときに起こる」といったことが起こるようです.

 

(読後)目的の達成確認とアウトプットによるインプット

目的の答えを言語化する

本を読む前に設定した目的に対する回答を言語化しておきます.どんな目的は達成できたのか,目的に対する答えはどんなものだったのかを整理しておくことで,ただ読んだだけの状態から脱却できます.合わせて、新たな気づきや面白いところを書き出しておくことで,読書によって得られた学びを定着させやすくします.

各種のレビュー記事を見ながら理解の確認と深化

ブログやアマゾンレビューなどをみながら,自分の読書の理解と他者の理解を比較していきます.他者の理解や意見と照らし合わせることで,自分の誤解を修正しつつ,適宜批判もすることで自分の理解をより深いものにしていきます.

ブログを書く

インプットした知識は,アウトプットすることでより強くインプットされます.学びや気づきをまとまった文章にしてブログにアップしていく過程で,他者の視点を意識しながら,自分の理解をブラッシュアップしていくことができます.重要なポイントを3点だけまとめるだけでもいいので,インプットを放置せずに,すぐにアウトプットしてみるこが 重要となります.

上司の期待値を正確に掴む

はじめに

仕事上,上司から資料作成を依頼されることは多い.リサーチしたデータを整理したExcel資料,クライアント先で上司がプレゼンに使うスライドなどがこれまでに作成した資料である.しかし,いざ作り始めてみると「なんとなく」資料の完成度に疑問を持ったり,上司に提出すると手戻りが生じてしまい,時間を多く要してしまうケースもある.これは,上司がどんな資料を作成してほしいと思っているのか(期待値)を把握できていないことに起因している.そこで,今回は,上司からの期待値を正確に汲み取り,それらを反映した成果物(資料)を作成するためのポイントについて考えていきたい.

 

WHY・WHAT・HOWを掴む

期待値を掴んだ上での成果物を作成するには,資料作成のWHY・WHAT・HOWを掴むことが重要である.もう少し具体的に言えば,「作成目的の明確化」,「構成要素の具体化・すり合わせ」,そして「利用方法/状況の把握」である.これら3つについてその内容を説明していく.

 

作成目的の明確化

まずは,なぜその資料を作成するのかを知る必要がある.資料の作成目的を把握すれば,気にするべきポイントが明確になっていく.
例えば,新サービス開始の意思決定のために使うのか,それとも今後の議論のための頭出し用の資料なのか,クライアントでの会議の社内打ち合わせのためのなのか,など目的は多岐に渡る.目的によって,資料の表現や分析の粒度や注力すべき点は変わってくる.例えば,トップマネジメント向けの資料であれば,詳細な向上や店舗のデータよりも,全体感を掴んで全社的な意思決定がしやすい事業別程度の粒度での分析を行った方が良い,といったことがアイディアをして挙げられる.また,文体(です・ます/である,敬語表現など)の選択もこうした目的別に調整する必要がある.部署内のインターナルな会議用であれば,端的な表現で箇条書きレベルの表現でよくても,客先の経営層向けの資料であれば,丁寧な表現で文章を作成したほうが良い.こうして事前に目的を把握して資料作成のポイントを想定しておくことで,無駄なところを必要以上に気にしたり,時間切れになって気にすべきポイントに手が回らなくなるの を防げる.

 

構成要素の具体化・すり合わせ

また,資料にどんな情報をどんな形式で盛り込めば良いのかを明確化しておくことも必要となる.どんなことを情報として盛り込めば良いのか,グラフがほしいのか詳細なデータがほしいのか,視覚的に訴えるチャートが良いのかそれとも厳密にテキストで内容を表現してほしいのか,と構成要素(情報の種類と表現方式)の選択も骨が折れる作業である.このように必要と思われる情報とその表現方式を書き出し,取捨選択しながら検討をしていくプロセスを踏んでいくことが求められる.そして,これらの構成要素は新人の頃はすぐにはに思いつかないので,過去に上司が作成した資料などをに目を通しておき,具体的な成果物のイメージができるようになっていくことが必要である.そして,成果物イメージができた段階で,手書きのラフ画でもいいので,上司に早い段階で共有して認識のすり合わせをしておくことで,資料の手戻りを防ぐことができる.そ
して,一旦合意を得ておくことで,迷いなく仕事を先に勧めていくことができる.

 

利用方法/状況の把握

最後に,作った資料がどのような状況で利用されるのかを把握しておくことも重要である.会議室でプロジェクターに投影されて資料されるのか,どのくらいの広さの会議室なのか,印刷して配布されるのかによって,フォントサイズなどを変更しておくことが必要になる.モノクロでも印刷ならば,印刷時に情報が消えてしまわないように色の選択にも気をつける必要がある.

 

おわりに

資料作成のWHY・WHAT・HOWを掴むことが,上司の期待値の正確な把握につながる.しかし,期待値通り以上の成果を出すことで,自分の付加価値をだし,他の社員との差別化をしていくことができる.そのためには,WHY・WHAT・HOWを踏まえた自分なりの工夫が必要となる.