感情への対応の難しさ
感情に対して、どう向き合うかというのは本当に難しい問題だと思います。
嬉しさや楽しさとったポジティブな感情であれば、むしろ色々なことに好奇心を持って取り組んだり、人にやさしく接することができたりと、良い効果が大きいかと思います。ポジティブな感情は前向きになる原動力とも言えます。
しかし、悲しさ、嫉妬、悔しさといったネガティブな感情であるとなかなかそれを前向きな方向に進む原動力とすることは難しいです。
悲しさという感情で頭がいっぱいになってしまうと、冷静に目の前で起きていることを把握できなかったリ、視野が狭くなり、短絡的な思考に陥ってしまい不必要に自分や他人を責めてしまったりします。そしてそんな自分に対して嫌気がさし、どんどんと気分が滅入ってしまうのです。
こうした場合には、「書き起こす」ことが重要であると思います。
「ストレスは、健康に悪いと思っている人にとっては悪い」という研究結果を発表したスタンフォード大学教授、ケリー・マクゴニガルさんによれば、出来事や感情を「書き起こす」こと自体に一定の心理的なヒーリング効果があるそうです。
実践してみると、徐々に自分が短絡的になっていることに自覚し、冷静さを徐々に取り戻していくことを実感しました。
「書くこと」の重要さを再確認しました。
スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール
- 作者: ケリー・マクゴニガル,泉恵理子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
以上