なによりも自分のためのブログ

これまでに考えてきたこと、ふと思いついたことを発信していきます。

読書録 「いい努力」

「成果を出す努力の仕方」について書き留めた書籍を拝読しました.重要だと思ったポイントをまとめておきます.

 

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

 

 

レバレッジでより大きな成果を残す

レバレッジとは,財務的には「自己資本に加えて他社からの資金の借り入れも合わせて事業を展開すること」を意味する.M&Aの際には,買収先の資産を見込んで資金の借入を行 うことを意味する.つまり,周囲の力を組み込むことで,単独では成し遂げられないような大きなことを成し遂げることを意味している.ビジネスでも,他者の借りて,そして ,逆に自分の力を借りられて,成果を残していく,レバレッジの効いた働き方が重要となる.他人の力を借りてばかりでなく,他者に力にもなれるようになるためには,自分の得意分野を持ち,実力を磨いておくことが必要となる.

 

情報は7割集めたら判断にシフトする

ビジネスで成果を出すには,情報から判断を生み出す思考を実践していく必要がある.具体的には,以下の5つのステップからなる.

①情報を収集する
②情報から意味合いを汲み取り,洞察をする
③仮説を立てる
④仮説を検証・精査する
⑤自分の判断をアウトプットする

ここで問題となるのが,①にやたらと多くの時間をさきすぎてしまうということだ.心理的な不安からだらだらと長時間の情報収集を継続してしまうことがままある.しかし,情報は限られた時間で収集できることがなく,キリがない.また,上記の②から⑤は判断を行うフェーズであり,付加価値を生み出すには①の後のこれらのフェーズに注力することが必要である.したがって,終了の目安を決めて,判断のフェーズにシフトしていく必要がある.6割から7割くらいの情報を収集したら,情報収集は一旦終了する というルールを作っておく.

 

間違っていてもユニークなことを発言する

会議では,ただ黙っていては何ら価値を生み出したことにはならない.また,ただ闇雲に発言すれば良いわけでもない.ひたすら肯定する意見を言い続けてもだめである.会議 でどんな意見が価値を生み出すかと言えば,「ユニークな意見」である.誰かの受け売りではない,自分なりの根拠に基づいた,ユニークな意見を発言することで,会議中に価 値を生み出すことができる.ここで重要なのは,正しいか,正しくないかは問題ではないことだ.たとえ正しくない意見であっても,ユニークな意見であれば,新しい観点を議 論の中で共有した上で,やはり,もともと決まっていたこと(仮説)のほうが正しい,と確認することができる.仮説の検証を念入りにすることができる.

「身になる読書」の方法

僕は大学生になってから頻繁に本を読むようになりました.しかし,本を読んだ事自体に満足してしまい,そのインプットをうまく活かせていませんでした.本は読んでみたものの,特に自分自身に変化をもたらしてはおらず,「身になる読書」をできていませんでした.しかし,せっかくお金を出して買った本を,有限な時間を使って読むのであれば,できるだけ投資対効果を上げていきたいな,と徐々に思うようになりました.もちろん,気になる本を気の向くままにマイペースに読むことは今でも好きなのですが,仕事で必要な知識を得るための読書である場合,そんな悠長なことを言ってはいられません.どうしたら読書によって得た知識を自分のものにして使いこなし,「身になる読書」とすることができるのか,そのノウハウを整理しておきたいと思います.

(読書前)目的の明確化と内容に妄想をする

目的を明確にして、言語化しておく

何事も取り組む際には目標の設定が重要となります.読書の目的を明確にして言語化をしておくことで,漫然と本を読んでみていざ読み終わってみると,結局何もわかった気がしない状態になることを避けることができます.そもそも1冊の本には多くの情報が詰め込まれているので,本当にそのすべてをくまなく理解することは難しいはずです.すべてを理解しようとすれば,当然時間もかなり必要になりますし,理解を仕切れずにわかっていないことばかりだと途中で落ち込んでしまい,モチベーションを低下させてしまうこともあり得ます.目標を設定しておくことで,たとえすべての内容を理解できなくても,ここだけはわかればいいというポイントが明確になるので,必要以上に時間をかけすぎることを回避し,読書中の挫折も避けることができます.

目次から内容を妄想する

本には目次があり,目次のタイトルを一通りみるだけでも,なんとなくその本がどんな事を書いているのかを想像することができます.本文に進む前に,目次からどんなことを書いてあるか、自分の目的としていることを対する答えはどんなことになりそうかを、妄想し,目的やその本の中で展開される主張についての仮説を事前に持っておくことを意識しています.これは仮説思考的なアプローチであり,仮説を事前に持って読み始めることで,仮説をベースにしながら読書により新たにインプットされる情報を整理していくことで,理解のスピードを上げることができます.

 

(読書中)既知の知識との紐付けと振り返り

既知の知識と紐付けながら、具体的なイメージを膨らませる

僕の以前の悩みとして,読書をした内容が頭に全く残らないということがありました.この対策として,自分の頭の中にすでにある知識と紐付けながら、具体例をあげながら理解していくことが挙げられます.すでに自分の中に定着している知識や経験と紐付けながら,新しいインプットの内容を理解していくことで,知識が具体化されていき,それによって記憶のフックが増えていくので,記憶に残りやすくなり,いざ使える場面になった時にその知識をすぐに引っ張り出せるようになります.

定期的に振り返るために、空き時間を作る

数学のテスト中にこまめに計算ミスがないか見直したり,仕事の途中経過を適宜振り返ったりすることが重要なように,読書中も章末ごとに読んだ内容を振り返ることが重要です。一旦,本を置いて,それまでの内容を反芻します.そして,短時間の休憩をとり,インプットを一旦止めて,無意識下での情報の整理を促します.休憩をしている間も,脳内ではインプットされた情報が徐々に整理されているらしく,こうした脳の働き方の影響もあって,「ひらめきはリラックスしているときに起こる」といったことが起こるようです.

 

(読後)目的の達成確認とアウトプットによるインプット

目的の答えを言語化する

本を読む前に設定した目的に対する回答を言語化しておきます.どんな目的は達成できたのか,目的に対する答えはどんなものだったのかを整理しておくことで,ただ読んだだけの状態から脱却できます.合わせて、新たな気づきや面白いところを書き出しておくことで,読書によって得られた学びを定着させやすくします.

各種のレビュー記事を見ながら理解の確認と深化

ブログやアマゾンレビューなどをみながら,自分の読書の理解と他者の理解を比較していきます.他者の理解や意見と照らし合わせることで,自分の誤解を修正しつつ,適宜批判もすることで自分の理解をより深いものにしていきます.

ブログを書く

インプットした知識は,アウトプットすることでより強くインプットされます.学びや気づきをまとまった文章にしてブログにアップしていく過程で,他者の視点を意識しながら,自分の理解をブラッシュアップしていくことができます.重要なポイントを3点だけまとめるだけでもいいので,インプットを放置せずに,すぐにアウトプットしてみるこが 重要となります.

上司の期待値を正確に掴む

はじめに

仕事上,上司から資料作成を依頼されることは多い.リサーチしたデータを整理したExcel資料,クライアント先で上司がプレゼンに使うスライドなどがこれまでに作成した資料である.しかし,いざ作り始めてみると「なんとなく」資料の完成度に疑問を持ったり,上司に提出すると手戻りが生じてしまい,時間を多く要してしまうケースもある.これは,上司がどんな資料を作成してほしいと思っているのか(期待値)を把握できていないことに起因している.そこで,今回は,上司からの期待値を正確に汲み取り,それらを反映した成果物(資料)を作成するためのポイントについて考えていきたい.

 

WHY・WHAT・HOWを掴む

期待値を掴んだ上での成果物を作成するには,資料作成のWHY・WHAT・HOWを掴むことが重要である.もう少し具体的に言えば,「作成目的の明確化」,「構成要素の具体化・すり合わせ」,そして「利用方法/状況の把握」である.これら3つについてその内容を説明していく.

 

作成目的の明確化

まずは,なぜその資料を作成するのかを知る必要がある.資料の作成目的を把握すれば,気にするべきポイントが明確になっていく.
例えば,新サービス開始の意思決定のために使うのか,それとも今後の議論のための頭出し用の資料なのか,クライアントでの会議の社内打ち合わせのためのなのか,など目的は多岐に渡る.目的によって,資料の表現や分析の粒度や注力すべき点は変わってくる.例えば,トップマネジメント向けの資料であれば,詳細な向上や店舗のデータよりも,全体感を掴んで全社的な意思決定がしやすい事業別程度の粒度での分析を行った方が良い,といったことがアイディアをして挙げられる.また,文体(です・ます/である,敬語表現など)の選択もこうした目的別に調整する必要がある.部署内のインターナルな会議用であれば,端的な表現で箇条書きレベルの表現でよくても,客先の経営層向けの資料であれば,丁寧な表現で文章を作成したほうが良い.こうして事前に目的を把握して資料作成のポイントを想定しておくことで,無駄なところを必要以上に気にしたり,時間切れになって気にすべきポイントに手が回らなくなるの を防げる.

 

構成要素の具体化・すり合わせ

また,資料にどんな情報をどんな形式で盛り込めば良いのかを明確化しておくことも必要となる.どんなことを情報として盛り込めば良いのか,グラフがほしいのか詳細なデータがほしいのか,視覚的に訴えるチャートが良いのかそれとも厳密にテキストで内容を表現してほしいのか,と構成要素(情報の種類と表現方式)の選択も骨が折れる作業である.このように必要と思われる情報とその表現方式を書き出し,取捨選択しながら検討をしていくプロセスを踏んでいくことが求められる.そして,これらの構成要素は新人の頃はすぐにはに思いつかないので,過去に上司が作成した資料などをに目を通しておき,具体的な成果物のイメージができるようになっていくことが必要である.そして,成果物イメージができた段階で,手書きのラフ画でもいいので,上司に早い段階で共有して認識のすり合わせをしておくことで,資料の手戻りを防ぐことができる.そ
して,一旦合意を得ておくことで,迷いなく仕事を先に勧めていくことができる.

 

利用方法/状況の把握

最後に,作った資料がどのような状況で利用されるのかを把握しておくことも重要である.会議室でプロジェクターに投影されて資料されるのか,どのくらいの広さの会議室なのか,印刷して配布されるのかによって,フォントサイズなどを変更しておくことが必要になる.モノクロでも印刷ならば,印刷時に情報が消えてしまわないように色の選択にも気をつける必要がある.

 

おわりに

資料作成のWHY・WHAT・HOWを掴むことが,上司の期待値の正確な把握につながる.しかし,期待値通り以上の成果を出すことで,自分の付加価値をだし,他の社員との差別化をしていくことができる.そのためには,WHY・WHAT・HOWを踏まえた自分なりの工夫が必要となる.

読書録 無敵の思考

2ちゃんねるの創設者,西村博之さんの書籍を拝読しましたので,その読書録を記しておこうと思います.本を読む中で僕がポイントだと思った点を3つシェアします.

 

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

 

「自分のルールのもとに生きる」

日常生活を過ごしていると,多くの選択肢から選択を行う意思決定の機会が70個ほどあり,その一つ一つの意思決定には,情報の収集とその整理,そして判断といったプロセスが求められ,エネルギーを多く消費する.スティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグがいつも同じ服を着ていたのは,こうした日常生活の意思決定によって消費するエネルギーを節約し,ビジネス上の意思決定に注力するためだったというエピソードは有名だ.自分のルールをきめて置くことで機械的な判断ができるようにしておくことで,より重要な意思決定に多くのエネルギーを使えるようにしておくことができる.

 

「仮説思考を鍛える」

物事をスムーズに理解したり,短時間で核心に到達するには,事前に自分なりの仮説を持っておくことが重要となる.例えば,他人とのコミュニケーションでは,自分の質問にたいする答えを事前の仮の答えとして持っておく.その上で,質問をすればより自分の理解を深める質問をすることができる.質問に対する回答の結果,仮説が間違っていたならばそれを修正して,また新しく精度の高い仮説を立てて,再度コミュニケーションを取っていく.そうしたプロセスを経ていくことで,短時間で密度の高いコミュニケーションが可能になっていく.

 

「考え方を相対化する」

自分の考え方は,これまでの自分の経験や直近の出来事,感情に大きく左右されてしまう.また,限られた情報と時間の中での考えなので,見落としている視点もある.
こうした偏った考え方のもとでは,過度に自分の考え方を絶対化してしまったり,極端に自分の現状を悲観してしまったりすることになる.異なる立場や視点から目の前の出来事や自分自身を解釈し直して見ることで,また異なる見え方ができるようになっていく.具体的には,極端な状況を考えてみることがあげられる.最悪の状況を想定してみることで,それよりはマシだと思えるようになることもある.また,外国の日本とは異なる価値観に触れることで,これまでは当たり前だと思ってきたことを疑うことができるようになる.このように,極端な状況や自分とは違う立場を想像したり,体験したりすることで,偏った自身の考え方を相対化していくことができる.

 

振り返りの重要性

仕事をしていて痛感するのが振り返りの重要性です.
時間に追われる日々が続いていると,自分の現状を冷静に見つめ直すことが難しくなっていきます.
しかし,自分の現状と課題を客観的に把握することができなければ,自身の大きな成長は望めません.
現在の作業に無駄はないのか,一日の過ごし方は自分をベストな状態に維持できるものなのか,などなど様々な課題があるはずです.
一旦,冷静にならなければこうしたことに気づくことは難しいです.
自身を客観視し,生産性を向上させていく,成長を促進させていくために必要となるのが「振り返り」です.
一日を振り返り,どんなことをしたのか,どんな反省点があったのか,改善できそうなことはないのかを,整理する時間が必要です.
振り返りに必要な要素は大きく次の4つだと思います.

 

①取り組んだタスクの整理
②反省と課題の抽出
③課題の原因の明確化
④改善のためのアクソンプラン策定

 

この時にポイントになるのは
・言語化をすること,
・課題は原因まで考察すること,
・改善のためのアクションプランを具体的に定めること,
です.


特に3つ目が重要であり,すぐ明日から取り掛かれるぐらいの粒度までアクションプランは落とし込んでおくことが重要です.
行動が変わらなければ,自分が変わったことにはなりません.
ただ,課題を整理して,原因を分析しただけでは何も自分が変わったことにはなりません.
自分の行動を変えるためにどんなことをするのかを明確にするのが,アクションプランの策定です.
このアクションプランは小さなこと,些細なことで良いのです.
それをすぐに実践していき,また振り返りをしてよりよりアクションプランにブラッシュアップしていくことが重要です.
行動を変えるための振り返りをしていくことが,自身の成長には不可欠です.
こうした日々の小さな改善が,大きな差を産んでいくのだと思います.

思考は心理状態に依存する

最近よく思うのは,精神的に不安定なとき(不安なことがあるとき,焦りが有るとき)は,思考が浅くなり,頭の回転が急激に遅くなるということです.気になることがあると
人間はなかなか目の前のことに集中できなくなってしまいます.

人間には感情がある以上,この感情をうまくコントロールしていかなくてはなりません.
その際に,メモ書きは有効なツールであり,これまで何度も助けられてきました.
しかし,最近は,メモに言語化をしていっても何故か不安を拭いきれず,なかなか思考のスピード・深さ共に改善ができていない状態にあります.
そこで,原因を考えてみたところ思い至ったのが,「具体化の不足」です.
人が不安になるシチュエーションの一つに,「何が起きているのかがよくわからないとき」が挙げられます.
自分が,今現在どういう状況にあるのか,何に直面しているのか,何が問題になっているのか,このままだとどんなまずいことがあるのか,などなど,一旦ドツボにはまると.
曖昧な状態で様々な懸念が爆発してしまい,不安で一杯になってしまいます.
具体化がされていないので,不安の原因もわからず,対策もできません.
これでは不安な状態を改善することはできないのです.
そこで,必要になるのが「具体的には?」という問いかけを自分自身にすることです.
曖昧でふわふわとした状態でぐるぐると悩んでいた状態から脱出するには,思考のレベルを具体的なレベルに引きずり込む必要があります.
このパワーワードを使うことで,改善が期待できると思われます.
自分も意識的にこの問いかけをしていこうと思います.

「言葉にできる人」の話し方

 

「言葉にできる人」の話し方の読書録です.

 

今日では,SNSの普及によって,コメントを発信したり,求められたりする機会が多くなり,自分が疎い分野について意見を求められることもままある.そうした局面で,「わかりません」の一言で会話を終わらせてしまうと気まずい雰囲気になってしまう一方,気の利いたコメントができれればその人に対する注目度は大きく上がる.このように,会話の流れを止めずに,常に安定感のあるコメントをする能力が必要とされている.

これまでを振り返って,知識があるはずのテーマなのに自分の考えをうまく言葉に出来ず,悔しい思いをしたことはないだろうか.知識はあるはずで,なんとなくの考えは頭に 浮かぶものの言葉にできず,会話の輪に入れないまま終わってしまう.これは,自分の考えを会話に沿う形で作文をする力,「言葉化」する力が不足しているために起きている .言葉化はコメント力が要求される今日では重要な能力だと言える.

知識があり言葉化もできる状態にあれば,会話の中で気の利いた発言をすることができ,一目置かれる.しかし,常に知識があるテーマについてコメントを求められるわけでは ない.未知の分野についてコメントを求められるケースも多く有る.こうした際に「わかりません」の一言で済ませてしまうと会話が途切れてしまい,気まずい雰囲気になって しまう.知識がなくとも会話の流れを止めず,むしろ会話を盛り上げていく「間に合う」コメントをできることが望ましい.

間に合うコメントをするために,「~~感」というやや幅のある言葉を使う方法がある.また,知らないことを逆手に取って好奇心を示しながら知識のある人に質問することで ,会話を盛り上げていくこともできる.知識がなくても,会話の流れを止めずに,盛り上げていくことができる.

知識があるのに言葉化ができない人は知識をアウトプットする機会を多く持つことで言葉化ができるようになっていく.知識がない場合でも,前述の方法をとることで,会話を スムーズに進めていくコメントができる.言葉化の力を養うことが重要な課題だ.